LIN

LIN ベースの開発とテストのための製品とサービス


HMS の製品とサービスで実現できること:

  • PC を LIN に接続して解析や設定、制御を実行
  • LIN システムと CAN システムの相互接続

LIN テクノロジー概要
LIN Products and Services
LIN Gateway
 

LIN デバイスの相互接続

LIN2CAN はさまざまな動作モードを備えたパワフルなゲートウェイ製品です。

  • LIN マスター又は LIN スレーブとしての LIN-CAN ゲートウェイ
  • LIN スレーブエミュレーション
  • LIN マスター/スレーブエミュレーション
  • LIN PC インターフェース

LIN2CAN ゲートウェイ

 
LIN PC インターフェース
 

PC と LIN の接続

Ixxat PC インターフェースは、PC と LIN システムやデバイスの接続を簡単にします。

  • さまざまな規格(USB、PCIe、PCIe 104、PCI、PMC など)に対応
  • 解析やテスト、制御も可能

Ixxat PC インターフェース

 
CAN Tools
 

解析と設定

製品の開発、システム設定、トラブルシューティングに最適なツール製品を豊富に取り揃えています。

  • canAnalyser – LIN、CAN、CAN-FD のメッセージを容易に解析、送信、ログ

CAN、CAN-FD、LIN 対応の canAnalyser

LIN テクノロジー概要

ローカル相互接続ネットワーク

LIN(ローカル相互接続ネットワーク)は低コストなシリアル通信システムで、車載用のシンプルな電子部品のユニットの相互接続を目的に特別に開発されたシステムです。シンプルなセンサーやアクチュエーターがネットワーク化されていて、CAN(Controller Area Network)の効率性が求められていない分野では特に有用です。 
LIN で接続するサブシステム(ドアやシート、ハンドル)は一般的に、上位の CAN ベースネットワーク(ボディやシャーシなど)に接続しています。そのため、CAN ベースの診断ツールやサービスツールの使用がシンプルになります。 

通信の基本

LIN テクノロジーは、標準的な SCI インターフェース(UART)をベースとした、シリアルの単線式通信プロトコルです。LIN バスへのアクセスはマスターによって制御され、最大遅延時間が保証されています。LIN の特性はバスによるスレーブデバイスの同期化にあり、この実装はシンプルな共振回路を持つ低価格のノードによって実現しています。データ通信は、最大データ伝送速度 20 kBit/秒の 12V 単線式回線を使用して行われます。

ID の数が少なく(64)、比較的ビットレートが低いため、一般的な LIN システムの最大ノード数は 16 です。時刻同期、シンプルな UART 通信、単線式の通信手段、これらすべてが LIN システムの低コスト化につながっています。

LIN メッセージの形式

LIN 電文の転送は、マスターによって送られる 13 ビット長のドミナントレベル(Sync break)から始まり、これを使用してフレームの開始が特定されます。その後、マスターから Sync フィールド(alternate 1-0 sequence)が送られます。スレーブノードはこのフィールドを使用して時刻同期を行うことができます。
Sync フィールドの後、マスターから ID が送られます。この ID は 6 ビット長のメッセージ ID と 2 ビット長のパリティフィールドから構成されています。メッセージ ID にはこの ID に加えて、任意のメッセージ長の情報(2、4、8 のいずれかのデータバイト)が含まれることがあります。メッセージ ID でアドレス指定されたスレーブは自身のデータバイト(1-8 データバイト)を送り、続いてチェックサムを送ります。プロトコル Ver. 1.3 では従来のチェックサムを使用しますが、プロトコル Ver. 2.0 では拡張型チェックサムを使用します。



LIN Message Frame
LIN 電文


イベントトリガーフレーム

LIN 仕様 2.0 では、標準フレーム(アンコンディショナルフレーム)とさらにイベントトリガーフレームが定義されています。これにより、複数のフレーム ID がネットワーク内のイベントトリガーフレームとして定められています。マスターデバイスがイベントトリガーフレームを要求すると、該当するスレーブがデータの送信を開始します。送信が開始すると、スレーブはこの情報に割り当てられた最初のデータバイト内の標準フレームのフレーム ID も転送します。衝突が発生、またはイベントトリガーフレームの識別が正しく行われなかった場合、情報は標準フレームを使用して個別に送られます。